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株式会社シミズ・ビルライフケア様

修繕履歴を詳細に書いてたら、4年でノート14冊に!本来なら探しきれないですよ。

株式会社シミズ・ビルライフケア様
修繕履歴を詳細に書いてたら、4年でノート14冊に!本来なら探しきれないですよ。
伊勢神宮にほど近い伊勢市の中央部に位置する市⽴伊勢総合病院では、昭和20 年に開設して以来「⼈間性豊かな市⺠病院」の理念のもと、伊勢志摩地域住⺠の健康を守り続けて来られました。
そして、その建物・設備を「ビルマネジメント事業」で⼤切に管理されているのが、シミズ・ビルライフケアさまです。
省エネルギー・CO2 削減等、地球環境問題に対する社会要請に応えつつ、事務所・学校・病院等様々な⽤途の建物の⽣涯を引き受けられています。
今回は、市⽴伊勢総合病院の維持管理を担われているシミズ・ビルライフケアの洲⼾所⻑・寺本副所⻑・松屋様に「維持管理現場でのパノラマmemo 利⽤の実態」について詳しくお話を伺いました。

不具合情報は詳細まで記録していますが、
情報が多すぎて⼗年先に使いきれないのでは?と思ったのが、パノラマmemo利⽤のきっかけです。

パノラマmemo利⽤開始までは、どのように情報管理されていましたか?

すべてのトラブル履歴を残した「不具合⼀覧表」と、個々の不具合について記載した「詳細レポート」を、それぞれExcel で管理していました。
それに加え、申し送り⽤のA4ノートもあり、ここに「本⽇のトピック、引継ぎ事項」を記載し、メンバー間で情報共有しています。
不具合情報は再発時などに役⽴てるものです。
だからこそ、10年後でも状況理解できるよう、写真や補⾜事項も含め⼿間をかけてでも丁寧に記録しています。
しかし、せっかくの資料も「必要なタイミングで情報が⾒つからない」という事になっては本末転倒です。これがパノラマmemoの本格利⽤を決断した理由だったりします。
パノラマmemoの中で、各不具合が発⽣した場所にアイコン(タグ)を作成し「不具合詳細レポートの番号」や「トラブル概要」を記載しています。これで、過去に起こったすべてのトラブルが気軽に⾒れるようになりました。

パノラマmemoの使いはじめは、⼿間がかかるばかりで助かる事もなく。しんどいだけ。

パノラマmemo利⽤開始直後の感想はいかがでしたか?

既に運⽤している「不具合報告」や「⼀覧表」に加えて、パノラマmemoにも情報を登録しよう…となって。4つも使うのは正直めんどうでした。はじめのうちは「⼿間がかかる割に、助かる事もなく、ただしんどいだけで(笑)
それが1 年を過ぎたあたりで、パノラマmemoにまとまった量の情報がたまり、すごく役に⽴ちだして。メンバーや関係者との「引継ぎ、指⽰、情報共有」でパノラマmemoを使った⽅が説明が楽。⼊⼒する⼿間よりメリットの⽅が⼤きいんですよ!

その⼈しか分かれへん…では、情報が全く役に⽴たないんです。

利⽤開始から4年、具体的にどんなメリットを体感されていますか?

まず、不具合の発⽣頻度が⾼い設備が⼀⽬でわかる事です。広い院内を複数のメンバーで管理しているんで、過去にトラブルを起こした設備でも、他の担当者が対応した場合は気付かない事も多いんですよ。ちゃんと情報共有はしていますが、情報量が膨⼤なので。
でも、パノラマmemoを開くと不具合の履歴が⼀⽬でわかる。なので、病院さんや施⼯者さんにも、より詳しい状況報告ができるようになりました。過去の情報がきっちり残っているので、病院の⽅に修理を促す際も説得⼒が違いますよ!


次に、新メンバーの育成でも⼤活躍してます。この規模の病院になると、新⼈が1⼈で泊まり勤務できるようになるまで半年はかかるんです。
パノラマmemoに情報が溜まって来た今では、半分以下の期間で独り⽴ちできるようになります。ベテランからの説明も、パノラマmemoで現場を⾒ながら直感的に理解できますし。時間があるときには、過去の不具合と対応履歴を⾒て⾃習も出来る。実際のトラブル時にも過去事例を参考にできるのが良いですね。
⼈材育成でも品質でも、効率化が⼗分体感できるレベルです。


そして繰り返しになりますが、何より「過去の情報が容易に⾒つかる」のは⼤きいですね。
トラブルが起きた際に「過去に似た事例が無いか?」が5分もかからず⾒つかります。パノラマmemoが無ければ1時間以上…いや、もう探しきれないです。もう4年で申し送り帳も14冊⽬ですから。

だから、うちのメンバーは、トラブル情報をパノラマmemoに登録していなきゃ、松屋さんに怒られます(⼀同笑い)
その⼈しか分かれへん…では、情報が全く役に⽴たないんで。パノラマmemoが如何に「みんなをつなぐツール」として重要かが分かります!

パノラマmemoで下⾒してから現場に⾏くと、初期対応が早くできます。

実際にトラブルが発⽣したとき、どのような流れで情報活⽤・整理されているんですか?

トラブルの知らせを受けたが、その原因が想像つかない時は…現地直⾏する前に、まずパノラマmemoを開きます。確認するのに5分もかからないですし。そこで過去の類似事例があれば、初期対応が早くできます。
あとは夜間に、⾜場の悪いエリアに⾏くときは、パノラマmemoで危険な場所が無いか確認するなど、細かな所で助かっています。

今後は、点検⼝のパノラマ写真を増やしたり、パノラマmemoとExcel の連携を進めたいです。

今後の、パノラマmemo活⽤イメージがあればお聞かせください。

点検⼝のパノラマ写真も増やしていきたいですね。竣⼯時の写真はありますが、点検⼝に潜ったタイミングで追加撮影していきたいですね。結露・⽔漏れや配管トラブルなどの対応に便利ですし、思ったよりキレイに撮影できるので。
あとは、不具合⼀覧表(Excel)とパノラマmemoを連携させようと考えています。Excel内の不具合が「どの場所で起こったのか?」がワンクリックで⾒れるようになりますし。より⼀層過去の情報が活⽤しやすくなりそうです。
2018 年に管理を始めた頃は、過去の情報を知りたい時は「ノートや各報告書」を読んでいましたが、これが今(2022年)はパノラマmemoに切り替わっています。情報がたまるほど、今後もどんどん活躍していくのは⾒えているんで、楽しみです。

インタビュー後記

維持管理でのパノラマmemo活⽤においては「⽇々の不具合情報の蓄積量が重要」という点を再確認できました。
それと同時に「最初の1年間は⼿間がかかるばかりで、効果を体感できない」というお⾔葉からも、利⽤開始時期の⼿間を乗り越えることが前提であると強く実感できました。
数⼗年にも及ぶ建物の情報管理においては「不具合情報は年々増え続け、逆にノウハウを持った関係者は⼊れ替わっていく」というジレンマがあります。
その解決策としてパノラマmemoがお役に⽴っている事は、弊社スタッフ⼀同にとっても励みになります。
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